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たまには歴史オタ的なところを

  • Posted by: 小松由和
  • 2011年10月18日 19:11

今日はDocomoの新製品発表会でしたね。山田社長の唐突な「Nexus S」の11月販売発表にビックリ!!しましたが、LTE非対応ということがカタログで確認でき意気消沈・・ま、アメリカとはLTEの帯域が違うのでしょうがない。有楽町のスマートフォンプラザでVersion4.0の凄さを堪能することで我慢します。関係者から「スマホ買いすぎ!!ちょっとはガジェオタの癖をなくせ!!お客さんに誤解される」と言われますので・・・・・。でも欲しいなARROWS・・・!

さて、たまには歴史の話でもしますか。タイトルは「徳川幕府の儒教的モラルのジレンマ」・・・歴史に興味ない人にはどうでもいい話です。

徳川家康には子供が大勢いましたが、長男の信康は織田信長に切腹させられました。よって、本来は次男の結城秀康が家督を継ぐはずでしたが、彼は母親の身分が低く家康もあまりに大事にしなかったので、認知も遅れ、豊臣秀吉の養子に出されました。父親にあまり愛されなかった幼少時代ですが、秀康という人はそれにくじけず大器の片鱗を少しずつ見せ始めます。これらの逸話は歴史書に登場しますが、ここでは本題のテーマではないので割愛・・・

徳川家康が関ヶ原の戦いに勝ち天下人になった後、家康は秀康の処遇には神経を使います。この神経の使い方を後の江戸幕府が260年にわたって引き継ぐことになったと思われるふしがあるのがおもしろいので、ちょっと考えてみます。

徳川幕府は儒教主義だったので、長子を重んじなければならない。秀康を越前に封じました。越前はかなり昔に話したことがあるのですが、伝統的に王の継承者が封ぜられることを擬するために封ぜられる土地です。継体天皇の出身地から始まり、平安時代は大国に認定され、平清盛が長男重盛に知行国として与え、室町時代は三管領家で将軍と血筋が近い斯波氏が守護を継承し、あの既成観念にとらわれない織田信長が筆頭家老の柴田勝家に越前を任せてます。豊臣秀吉も賤ヶ岳の戦いのあと織田家中で最も気を遣うべき丹羽長秀に与えています。越前という後継者や有力者に任せるべき土地を与えることで、なんとか秀康の天下人になりたいという矯気を鎮めることができたらという思いが家康にあったと私は推測しています。早くから家康は3男秀忠を後継者に考えていました(最も、秀康の器量上昇により、家臣にどちらを選ぶか議論させるほど、秀康という人はなかなかだったのですが・・)。

秀忠は兄、秀康には特別の気を遣います(史実としていろいろな待遇を与えています)。しかし、江戸幕府は武断政治の時代、兄一家に気を遣うだけでは政治ができません。逆に兄一家を統制する必要があり、結構な介入してゆきます。まずは、長男忠直の改易、また綱吉時代の松平光長の改易、さらにはま松平直矩への嫌がらせと思える転封、さらに福井藩家斉子孫乗っ取りなどいろいろな嫌がらせをし、福井藩当主では自殺する人もでるなど、結構過酷なことをします。

しかし、儒教の時代大切なのは「長幼の序」、いくら将軍家とは言え兄筋へは政治的嫌がらせをすれども、逆に敬っていないと、天下の統制は取れないのです。嫌がらせをすれども兄一家の領地全体を御三家並かそれ以上に多くするようにするのです。

たとえば幕末でも秀康系統では

・松江藩 18万石
・津山藩 10万石
・糸魚川藩 1万石
・前橋藩  17万石
・明石藩  8万石

これ合計すると55万石となるのです。55万石は紀州藩の石高ですよね。さらに本藩の福井藩の32万石(福井藩の石高は67万石から25万石まで大きく変動するのですが)・・秀康系には90万石近く与えている計算になります。江戸幕府は腐心しながら「長幼の序を守っていない!!」と庶民から言われたくなかったことがよくわかります。

「儒教によって統制を取るために、秀康系には配慮した。」こう言っていいんじゃないですか?

しかし、配慮させたのも秀康のカリスマ性と最後まで投げずに、弟秀忠の秩序に従った偉さが影響しているとも言えなくはないと考えています。

 

 

 

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